3月21日、当社では産学官立ち会いのもと、大掛かりな金型成型確認会が行われました。
<事業参加組織>
- 産)県内8社+当社
- 学)九州工業大学/北九州工業高等専門学校/九州職業能力開発大学校
- 官)北九州市産業経済局
- 統括)公益財団 北九州産業学術推進機構
これは、「次世代EV用モーターケースの試作用金型」という名称で、昨年度より当社社長が依頼を受け、現状の形状に至るまで何度も設計提案や技術提供に取り組んできた金型です。
この度の取り組みは、次世代の車づくりの為、軽くて丈夫な部品素材の研究を目的としており、従来はアルミで製作されていたものを強化繊維が混入された樹脂に置き換え、それに合わせた形状を樹脂用に変更するなどして製作した物で今後今回の試作物を基に強度テストなどの検証を行い、量産用の開発情報にしていくようです。
今回は、試作のみの為、金型自体の強度及び構造は簡易的な仕様とさせて頂きましたが、今後製品のスペックが明確になれば、それに合わせて量産が実現出来る構造(金型の耐久性などが条件に適したもの)の考案開発など、情報交換を続け次のステップに繋げて行くことになるようです。
捕捉になりますが、弊社には、今回研究開発に参加されている九州職業能力開発大学出身の卒業生が、数名入社しています。
今回立ち会った担当者は、平成15年度の同校の卒業生で、現在生産技術部(設計)に所属していますが、他の部署でも多くの卒業生が日々担当業務に力を注いでいます。