梅雨の時期も過ぎつつあり、むし暑い日々が続きますね。
今回は、7月に行われた山笠についてのお話をさせて頂きたいと思います。
私の地元では毎年この時期になると、3つの町で合同して津屋崎祇園山笠が開催されます。
300年の歴史があるらしく、私も物心ついたころには幼馴染達と参加していました。
津屋崎祇園山笠の特徴としては、皆さんご存知の博多祇園山笠の見物用の飾り山の様な、
人形や風景を山笠に表現したものをそのまま使用して町を回るという、見た目的に非常に美しく、
見ごたえのあるものになっています。(もちろん人が動かすものですので、博多の飾り山の半分
くらいの高さになっています。)
山笠の前日には前夜祭のような催しものもあり、3つの町の山が一堂に会してライトアップされ、
出店なども出て、家族でワイワイと過ごしました。
そして当日、朝9時からお宮をスタートするわけですが、今年は私の町の「新町流(ながれ)」が
1番山です。 現在はタイムを計ってはいないのですが、それでも2番・3番の流は、前の山に少しでも
追いついて、煽ってやるというのが目標にもなってきます。 追いつかれようものなら、怒声、罵声が
飛び交いなかなかの雰囲気になります。
ただそういうのも見どころの1つなのでしょうけどね。
お宮でのお祓い、お参りを済ませて、いよいよスタートです。
スタート地点が一番お客さんが多い事もあってか、客見せの地点はこれまで山笠を支えてこられた
ベテランの方々にお任せして、町中を回る時は我々と交代するというのが決まりです。
町に出ると、かき手が変わってスピードも上がります。
そして幅スレスレの道や大通りなど沢山の人達に見てもらえるように、色々な所を大声を
上げながら山を動かしていきます。
私も町中の最初の方は活躍していたのですが、しばらくすると運動不足の影響というやつが想像以上に私の心肺機能にダメージを
与えてきました。
幸い若手のかき手が増えてきた事もあり、そんなに頑張らなくてもいいような状況でしたので、
後半の私はベテランの様なたち振る舞いで無事ゴールしました。
振り返ってみても、2番山の姿すら見えません。
大盛り上がりの新町流の中、顔を上げれないほどのダメージをうけている私は、また来年のこの時期を楽しみに
そして不安に感じているのでした。