先週末はとても大きなニュースが飛び込んできましたね。そうです、2020年の夏季オリンピックの東京開催決定です。
招致活動中は開催意義としては他の候補地の方が説得力があるかなぁと思っていたのですが、目まぐるしく変わる世界情勢によって他の候補地との有利不利がなくなっていき、五分五分の状態で迎えた最終プレゼンテーションでの総理や選手、その他の方々の情熱的なスピーチによってオリンピックを日本に手繰り寄せる事が出来たと思います。
今後7年間にわたって日本にワクワク感をもたらしてくれる巨大なイベントが決定したことによって、インフラ整備や観光客の増加などによる景気浮揚への期待感やスポーツ界では若手の育成やスポーツを行う環境の整備、またパラリンピックも開催されますので身体の不自由な方々へのスポーツの拡がりやそのための環境の整備、その他の分野でもオリンピックをきっかけにして発展していくことがあるかもしれないですね。
だけど浮かれてばかりもいられないとも思います。それは東京オリンピックのテーマに掲げた震災復興についてです。あまり進展したとは思えない東日本大震災からの復興ですが、今回の招致では世界に向けて原発問題も含めて復興について発信したわけですから見せかけではなく被災者、被災地が納得できるかたちで成果を見せてもらいたいものです。間違ってもオリンピックの為のインフラ整備の為に、被災地の再開発等が後回しにされることがないようにしてほしいですね。聖火ランナーが東北を縦断するという案が出ています。それを実現させるとなれば復興がすすんでいなければならず、見せかけだけの復興では立ち入る事もできない場所もあるでしょうから7年後に現地を走っている姿をぜひ見たいですね。
何はともあれ、今回の2020年の東京オリンピックの開催決定は明るい話題の少ない日本にとって突然舞い込んだ大きなプレゼントだと思うので、日本が良い方向に進んで行けるようになっていってくれればと思います。