ゴールデンウィークも終わりましたが、当ブログをご覧の皆様はいかが
お過ごしになられましたか?
私は、釣りを趣味としておりまして、北九州沿岸では4月中盤頃から5月の
終盤にかけて、アオリイカというイカが、産卵のために藻場をめざして浅場
に集まって来ます。
このイカを、日本古来から使われている、餌木(えぎ)と呼ばれる疑似餌をキャスト
する、「エギング」という釣法で狙います。
私は、このエギングをメインに釣りを楽しんでいます。
この時期のアオリイカの個体は、大きさが最大になり、中には重さ3kg、全長
70cmを軽く超える個体もいて、釣れたらデカイです。
しかしこのアオリイカは、簡単に釣れるのではなく、長時間粘って1匹釣れるか釣
れないか(私だけ??)、ボウズ当たり前の大変に渋~いゲームとなります。
年に1度の大物を狙って、各港や波戸場は多くの人々が集まるわけですが、特に
私が行き付けの波戸場(会社から車で約20分)は、半端な数ではありません。
土、日ともなると早朝から深夜まで駐車場はほぼ満杯、路上駐車も列をなすほど
で、波戸の上は異常に狭い間隔で釣り人が並びます。
人に対するプレッシャーと、釣って帰らないといけない?プレッシャーを背負って
ひたすら竿を振り続けます。
やみくもに振るわけではなく、刻々と変わる潮流に合わせ、餌木が今どっちを向いて
どう動いているかをずっと考えて、ベストな動きをイメージしながら、仕事をしている
時と変わらない位、頭をフル回転させて餌木を投げます。
アオリイカのヒットは結構わかりやすく、二本の触腕と呼ばれる腕(足?)をシュッと
伸ばして餌木を掴むので、「トンッ」とか「トントンッ」という感じで竿に伝わります。
これぞ待ちに待った瞬間ですが、慌てて強く合わせると、掛かりが浅くスッポ抜けたり
ちぎれてゲソだけ釣れる結果になるので、力加減は絶対です。
1kgほどの個体でも、アオリイカの引きはかなり強く、海水を吸って噴射させながら
抵抗するので「ギュイン、ギュイン」と竿がしなり、この感覚こそ私を虜にして止みません。
釣れた時は周りの視線が一気に集まり、キャッチするまでその場の主役になれますが
バラした時の恥ずかしさを考えるとゾッとするので、最高に緊張する瞬間でもあります。
釣りに行く時は朝3時頃から動き出しますが、釣り場の夜は星が大変綺麗で、北斗七星
がほぼ真正面に広がり、ほかの星座もよく判ります。
夜明けになると、右後方の山あいから、大きく濃いオレンジ色の太陽が顔を出し辺りを
赤く染めます。
私は空を眺める事も、釣りをする時の楽しみとして、毎回癒されております。
釣りを始めて4年程になりますが、不思議とイライラする事が減った様な気がします。
自然相手に、いい感じでストレスが抜けているのではないかと思います。
数々ある趣味の中、釣りを選んで良かったなと、最近つくづく感じています。
当ブログをご覧の皆様は何かいい趣味、お持ちでしょうか??