5月のブログで趣味の釣りを紹介した宗岡です。
また釣りのことをと、思いましたが、遊んでばかりの人間と
捉われてはいけないので、今回は私の所属部所を紹介します。
私は製造部のNCフライスに所属しています。
高速マシニングセンタ6機、電極加工機1機、グラファイト
加工機1機、NCフライス盤6機、計14機(こうやって
書き出すと凄い設備ですよね?)の機械を6人のスタッフで
稼動させています。
私達は、それぞれの担当機械のオペレータであり、それに必要な
プログラムデータを作成するプログラマーでもあります。
通常、オペレータとプログラマーは別れていると思いますが
金型の形状加工には複雑、且つ膨大な情報量を必要とします。
プログラムごとに指示書を出したり、口頭で説明を受けたりして
いては多くの時間を費やしてしまい、また双方の見解の違いで
加工ミスを出してしまう事になり、昨今の低価格、短納期に対応
して行く事は困難となります。
プログラミングとオペレーティングを一人でやれば、どこからどう
加工して行くのか、どういう動きをするのかが把握できているので
適切な加工手順で、ミスの減少や無駄な時間の削減に繋がります。
しかし、2つの仕事を覚えなくてはいけないので、1人でこなせる
様になるには、かなりの年月がかかります。
私も、配属から5~6年程は苦悩の日々を過ごしていました。
やっとの思いで作ったプログラムが間違いだったり、プログラムは
きちんと出来ているのに、加工物の段取りが違っていたりと、多く
の失敗を重ねてきました。
失敗して溶接したり、ひどい場合は作り替えになったりと、その都度
他部門に、迷惑をかけてしまうことになりますが、上司にひどく叱ら
れた事や罵倒された事、罰を受けた事は、只の1度もありません。
金型作りという仕事は、どの部所も難しく、常に失敗のリスクと背中合
わせで作業をしています。
会社全体でその事を理解しているので、不具合が発生した際は、物凄い
速さでフォローを入れてくれます。
失敗はその人にとって成長の糧となり、沢山学ぶ所がある事を、社長始め
幹部の方々は充分認識し、長いスパンで私達を見守って下さっています。
この社風があるからこそ、個々のスキルが確実に上がり、会社全体のレベル
アップに繋る事で、厳しい金型業界でも、生き残っているのではないかと思
います。
私もその恩恵を受けた1人なので、今日よりも明日はもっと速く、もっと正確
な加工を目指して頑張って行きたいと思います!!
余談ですが、さすがに同じ失敗を2回以上繰り返すと怒られます(笑)