五月に入り早くも半分が過ぎました。連休も終わり、多くの親御さん達がお子さんと一緒の時間を過ごされたのではないでしょうか。

ご無沙汰しております。委員長の岩田です。

今回はいつもと違って、子供の躾をテーマに少しまじめなお話をさせていただこうかと思います。

子を持つ親として「子供を叱る」ことは、悩みの種のひとつです。感情むき出しで叱ってしまったり、逆にほったらかしてしまったり。

例えば外食中によそのお子さんのマナの悪さが目につく事があります。あまりの傍若無人さに歩いて行ってひっぱたいてやろうかと思いますが、

まったくもっていらぬ世話ですので、こらえます。

言ってしまえば子供は動物と同じですから、理屈で教えるよりも一定のラインを示して、それを越えた時には叩いて教える必要もあると思います。

しかしながら今の時代は、学校の先生すら生徒に手を上げるのはご法度です。

以前小学校時代の恩師とお会いした際のことです。「あなた達の時代はよかった。今は生徒を叩かなくて済むかわりに、感情を入れづらくなった」と嘆いておられました。

感情に任せて叱るのは駄目だというのは、確かに正論です。しかし本気で有ればある程、大声で怒鳴ったり、手が出たりする。それもまた、本来の姿なのではなかろうかと。

私が小4の頃だったと思います。工事現場で遊んでいた時の事。キーのささったブルドーザーを操縦してしまいました。当然現場のおじさんに捕まり、平手打ちされ、説教されました。

ウォンウォン泣きながら家に帰りました。充分反省したと感じてくれたのか、おじさんは親には知らせていませんでした。「痛かったろ!でも事故が起きたら、こんなもんじゃねえぞ!」

というおじさんの言葉は今も憶えています。(結局は親にもばれて、親父に殴られましたが。)

このような経験からなのか、私も2年程前に近所に住む娘の同級生の男の子を叱りました。女の子に石を投げたからです。最初は男の子のお母さんが叱りましたが、全く効かない

ので、私が怒鳴り、少々荒い手を使って抑え込みました。それから1週間、男の子は口をきいてくれませんでしたが。

このように私の場合、本気で叱る時は泣くまで大声で怒鳴り散らしたり、叩き上げたりします。そしてその後に力一杯抱きしめてあげると、子供なりにも反省するみたいです。

心が伝わったと感じる瞬間です。まあ、上の娘は小6ですので、最近はこの手が余り使えません。「パパきもい」と言われるので。

このような私ですが、子供に注意したり叱ったりしていると、ふと「自分の様な駄目な人間が説教するのは100年早いんじゃなかろうか」と思います。もっと違う言い方ができなかったのかと

反省もします。自分の思いを上手く伝える事が出来れば良いのですが、大人とは全く価値観の違う彼らです。中々親の思い通りにはいきません。根気よく日々の積み重ねが必要かな

と思います。

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今回、全くの私の主観でこの様な話をさせていただきました。親になってまだ11年の若輩で、ましてや母親から比べればちょっとしか子供に係わっていないにもかかわらず、この様な事を

述べてしまい、誠に申し訳ございません。未だ正解が分からぬまま、親として子供を導いていくわけですが、自分達の親や先生から躾された事を子供たちに伝え、子供達が親になって

更に子供に伝えてくれたらいいなぁと思います。

とにかく子供達が大人になっても恥ずかしい思いをしない様、最低限のマナーは躾続けていきます。「今日も挨拶とありがとうの言葉を忘れずに」です!

長文にお付き合いくださいまして有難うございました。